会社経営において税金は大きなコストの一つです。節税の目的は、手許のお金を出来るだけ多く残すことです。節税はその手段です。節税そのものが目的となり、結果として手元のお金が減ってしまっては本末転倒と考えております。
決算や税務申告または経営上の意思決定をするにあたっては、税金計算における損得だけではなく、資金繰り、融資対策や社会保険料負担等など全体として最適な選択を迫られます。「事前にキチンと説明を受けていなかった。」という税理士に対する不満を聞くことがあります。税金上の損得の観点のみから会計事務所が選択したケースもあるようです。
会社がとるべき複数の選択肢がある場合には、可能な限りそれぞれの選択肢についての税金上のメリットとデメリット、その他資金繰り等の経営全般への影響やリスクなどについて事前にご提示させていただいています。最終決定をするのはお客様です。お客様が最適な選択をするための情報提供と提案をすることこそが会計事務所の使命と考えています。